第8章 彼女が大事すぎて
そんな決意をしたのが1週間と少し前。
「ええっと鍵を閉めて…」
両親は朝早くから親戚の結婚式のため泊まりがけで出掛けた。
お隣さんと遭遇
「おはようございます^^*」
「おはよう、随分急いでるね?」
「ええ、まぁ…いってきます!」
今日までの間、美奈子の頭の中は『心構え』やら『シュミレーション』やら“エッチ”に対してばかり働いた。
結局意味の無かった1週間のダイエットに新しい下着も。
・
・
・
・
・
待ち合わせの駅前には愛しい琉夏
「おはよう、待たせてごめんね」
この人が大好きで、愛されたいと思う気持ちが全てのベースだ。
「遅い!って、うそうそ^^*俺もいまきたとこ」
今日は琉夏がどうしても連れて行きたい場所があるらしく駅前まできてほしいと言われていた。
「はい、後ろのって」
促されるまま琉夏のバイクに乗り背中から手を回した。
バイクだと密着度が増す。
「そんなに俺とくっつきたいの?」
ニヤッと口角を上げる彼特有の不敵な笑み。
「も、もう!琉夏ちゃん(⸝⸝› ‹⸝⸝)💦」
「じゃあ、行くか」
行先もわからないまま長い事バイクに揺られていた。
辿り着いた先、そこはつい先日オープンしたばかりの
花とイルミネーションが融合した施設
薔薇の低木で造られた迷路も話題だった。
『まさか』と思いつつ尋ねると、琉夏は満面な笑顔で頬を緩ませた。
「来たかったでしょ?」
「嬉しい!ありがとう!琉夏ちゃん^^*」
美奈子の嬉しそうな瞳を前に琉夏も顔をほころばせた。
園内に入ると瞳を輝かせて(´。✪ω✪。 ` )
景色や花々に釘付けになる美奈子。
「……可愛いな。」