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ときめきメモリアルGS3 短編

第5章 魔法使い


その頃
琉夏WEST BEACHにいた。





「本当にパーティーを抜けて良かったの?」




心配性な彼女に頷く琉夏が、ベッドに腰を下ろすと『はぁ』と困惑気味に口を開く。






「正直、良いか悪いかわかんない」


「だったらどうして……」


「自分でもわからないけど、そうしたくなった……いや、勝手にそうしていたかも」


「……?」



自分自身に問答するように呟く琉夏に、美奈子は『?』と小首を傾げながら彼の傍に歩み寄る。




ベッドに腰掛ける琉夏と向かい合って立つと、美奈子は目線を同じくする為、その場に膝を折ってしゃがみ込んだ。




自分を心配そうに様子を伺い見る美奈子、その頬にそっと手を添えると、琉夏が自嘲気味に小さく微笑む。



「本当はパーティーを抜け出すことはダメだと思う」


「……うん」


「だけど今夜のお前を他の誰にも見せたくなかった」


「え…?」



「お前が……そんなに綺麗なのは反則だ」


「琉夏ちゃ……、んっ」



頬に添えられた右手、そこに左手も添えられると、顔を包む琉夏の大きな手が美奈子の顎を上向かせた。



次の瞬間には唇に落とされる柔らかな温もり、
それは啄むように二、三度繰り返され、次第に挿入された舌によって熱く深いものへと変わっていく。

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