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ときめきメモリアルGS3 短編

第5章 魔法使い




「花椿、お願いだから、今言った色のドレスを用意してほしい。ドレス用意出来たら前もってオレも見に行くから。あと当日はそれに見合うようにあいつを頼む」



金髪王子様の自覚無い嫉妬心からの頼み事に、魔法使いはそれはそれは楽しそうに微笑みました。



「りょ~かい、王子様♪」
















魔法使いカレンは最高に素敵な魔法を彼女にも、王子様にもかけました。

















「……黒?」



陽も暮れ掛けた頃、パーティーの支度手伝いにきたと部屋に現れたカレン。



カレンが『今日は可愛いから脱却して、イメチェン!』、そう言って掲げたドレスに美奈子が目をぱちくりと瞬いた。



「珍しい色だね、今日は黒なの……これも琉夏ちゃんから?」


「そう。可愛らしいバンビにどうしても、今日はイメチェンしてほしいって。
これも琉夏くんが実際に見て選んだドレスだよ」



「そうなんだ……」



琉夏から、
『ドレスは自分に任せてほしいから
当日まで楽しみにしてね♡』言われたことを思いだす美奈子




カレンが鏡台に化粧道具や髪飾りを並べていく中、美奈子は椅子に座ると鏡の中の自分をジッと見つめる。



(私なんかが本当に似合うのかな……それに、あのドレスって着たら相当体型が出るよね……)



鏡の中の歳相応な自分。




ドレスを前に戸惑う美奈子とは対照的にカレンは、にっこりと微笑むと、彼女の支度を手伝っていかく。


途中途中

「バンビ最高!」


「やっぱりスタイルいい~
さすが私のバンビ♡♡」



メイク、髪の毛と支度を手伝いながら興奮気味のカレン


赤い口紅と艶増しのグロスを塗った



「ヤバっ、私が襲いたくなる…」










「あの、カレン」


「ん、な~~に?」


「私……似合うかな?大人すぎない?」



困惑の色を顔に浮かべる美奈子に
カレンは間髪空けずに満面の笑みで言葉を返した。



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