第2章 あなたに包まれたくて
ゆっくりと琉夏の手が口から離れると、慌てて身体をワンピースで隠そうとするが、直ぐに両手首を捕まれ、ベッドに縫い付けられた。
「…俺が十日間留守にしてる間に、1人で楽しいことしてるなんて随分いやらしいね」
「こっ…これは…違っ…」
見られてしまった恥ずかしさと驚きから顔を真っ赤にし泣きそうになりながら、ふるふると首を横にふる。
「違うかどうかはここ見ればすぐ分かるよ」
クスクス笑いながら掴んだ両手首を、自身の両手で抑え治すと、美奈子の右手を左手で持ち上げる。
「濡れてる」
「やっ…!やめっ…」
愛液に濡れた指先を見られて思わず手をひこうとするが、ガッチリと琉夏の手に手首を掴まれ、美奈子の力ではびくともしない。
「これで…良いところ触ってたの?」
形の良い唇で濡れた指先に触れられると、情事の際の愛撫よりも激しい羞恥に襲われ涙が零れた。
「…や…」
ぴちゃ…と、琉夏の舌が濡れた美奈子の指先を舐め取り爪の間をくすぐった。
「うん、甘いね」
「やっ…やあっ…!」
自分の行い全てが恥ずかしく、ましてそれを夫である琉夏に目撃された事に対して二重の羞恥に焦がされて美奈子はぶんぶんと首を振った。
「ふーん」
美奈子が首を振る振動で身体を隠していた服がパサり…とベッドに落ちる。
白い肌と胸元がチラリと覗いている。
さらに下に視線をやれば、腰のあたりまでボタンが外され肌蹴た美奈子の真っ白な太ももが、露になった。
「随分と大胆だね」
クスクス楽しそうに笑うと、美奈子の太ももを掴み肩に担いだ。
「やっ!琉夏くんっ…!!」
突然強引に開かされる脚に慌てて身体をよじる。
「嫌だじゃないでしょ。部屋でこんな事してたのは誰かな」
「っ…」
担がれた太ももの内側にチュッチュッと口づけ、美奈子を見つめる。