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ときめきメモリアルGS3 短編

第12章 おはようの挨拶より最優先


琉夏視点ーーー







「う~…本当にごめんってば~…」



腕の中で美奈子が上目遣いでこちらを見つめる。申し訳なさそうに下がった眉が可愛らしくてついつい頬が緩んでしまいそうになった。



「そんな顔してもダメだよ、」



なんて言ってみるけど本当は怒ってなんかいない。ただ驚いたのは本当だけど。



寝起きだったからか、たかだかイルカごときに異常に驚いてしまい壁に向かって全力投球までしてしまった数分前を思い出して胸の内で苦笑した。



ボンッと壁もイルカも双方あまりダメージを受けたとは思えない音がしてぶつかった後、イルカはコテンと床に着地してつぶらな黒色の瞳で肩で息をする俺を見つめていたっけ。



拾い上げる間もなく美奈子を探しに駆け出してしまったからきっとまだ床に横たわったままだ。というかそうじゃなかったら怖い。



後でちゃんと拾ってやろうと思っていると美奈子が小さく身じろぎをして触れ合っているお互いの身体が擦れた。



抱き締めて心拍が落ち着いてから気付いたのは、美奈子が素肌に自分の白いシャツをワンピースのように羽織っているという事で、しかも感触からして下着はなし。多分下は履いてると思うけど。



というわけで、シャツからうっすらと透ける肌の色や布越しに感じる身体の柔らかさに今度は別の意味で胸が高鳴った。



まあ、朝、だし?
素肌に男物のシャツを纏った恋人の姿なんて目の当たりにしたら色々と反応してしまうのは仕方がないと思うし、それが健全、だ。

彼シャツ、メイド、ナースは男の夢っ!


だから、



「悪い美奈子に、お仕置き、」

「え?っん!…っ、」



朝から俺に、愛されてね?





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