第12章 おはようの挨拶より最優先
「美奈子…ちゃんと前、見て」
「っ、んう、っ…ぁ、や、だ…はずかし…っ、」
「だってお仕置き、だし」
洗面台の前に立ち切なげに眉を寄せた美奈子が頬を紅潮させて振り向く。
うっすらと滲んだ涙のせいで濡れた睫毛は艶やかな黒色。
「ほら、前、向いて」
「っふあっ!ッ、んン」
背後から差し込んだ腕で抱き締めるようにしながらシャツを押し上げている二つの突起をきゅっと摘まむ。
ビクリと身体を跳ねさせ声を上げた美奈子は反射的に捻っていた首を元に戻した。
「ん、っあ、ッ、…はあっン、」
「ん…美奈子の顔、すごくいやらしい…ほら、見て」
「っ、ゃっあ、っ…んンッや、だ恥ずかしい、っ…」
「恥ずかしくないよ、…すごく、綺麗…」
カリカリと爪の先で突起を引っ掻き誘えば美奈子が媚声と共に目を開けて、白い首筋に吸い付いた自分と洗面台の上に備え付けられた鏡越しに視線がぶつかる。
途端に美奈子の顔が真っ赤に染まり上がった体温が密着した部分から伝わってきた。
「ね…綺麗、でしょ?それにココも、」
「ふゃっあっ、ッ、」
「こんなに勃っちゃって可愛い、…色も透けちゃってるし」
「っん、そんなこと言わ、ない、で…っはぁっ、あ…っんゃっあ…」
コリコリと突起を責め立て首筋を舐め上げれば揺れ出した美奈子の腰に膨張したボクサーショーツの一部を刺激され思わず息が漏れる。
「…っ、ね…大丈夫だよ?……っ…そんなに擦らなくて、も…」
「あっ、ふぁっ?…え…?ん、ゃ…っ」
チラリとこちらを見た美奈子が不思議そうに眉を寄せた。
その仕草さえ可愛いと思う琉夏。