第11章 ボディーガード?番犬?オオカミ?後編
美奈子の下肢から顔を上げた琉夏が、ぎしりとベッドを軋ませる。
ちゅっと軽めのキスを美奈子の唇に降らせて、そうしてズボンの前立てを弛めると、痛い程に誇張する自身を取り出した。
「も、我慢もいっぱいいっぱい。……いい?」
「……っ、うん……」
熱っぽい眼差しに見詰められ、美奈子もコクンと一回、縦に頷く。
蜜部にクッと押し当てられる切っ先は火傷しそうな程熱く、指とは比較にならない質量。
熱塊の鈴口が「くちッッ…」と襞を割り、今まさに二人の身体が一つに繋がろうかというその時、美奈子が何かを思い出したのか、ハッと目を見開いた。
こんな時に一体何を?と思うかもしれないが、こんな時だからこそ琉夏に伝えなければならない話が、実は一つだけあって……。
「あ…。あのね、一つだけいい……かな」」
流れを断ち、急にもじっと気恥ずかしそうに切り出してくる美奈子。
「え?何?」
「えっと、その……何て言うかね……」
何だか歯切れも悪く、言い難そうにゴニョゴニョと口籠もっている。
「?」と首を傾げる琉夏に、照れているのか頬を染める美奈子が、躊躇いがちにポソッと発していく言葉。
「その…アパートだと壁が薄いから……」
「うん。それが?」
「だからね…、その……音とか大きいと隣の人に聞こえちゃうかもしれなくて……」
「それって……」
「だっ…、だから……っ」