第11章 ボディーガード?番犬?オオカミ?後編
彼の怪我に、一瞬美奈子の頭からは「二人でお風呂」な現状が取っ払われていた。
それも琉夏の意味を含んだ発言をきっかけに、ハッと意識がそこへと引き戻される。
背後から自分を抱き締める彼の腕が、胸の膨らみの上で組まれていた事。
そしてその手が解かれ、湯船の中で肌を縦横無尽に這い出しているという事。
「る、琉夏ちゃ…っ…」
「……ん~?」
「えっと、その……ん、っ」
「美奈子……柔らかい」
「ぁ、ちょっと待って……ゃ、ッ」
「ふにふにしてて気持ちいい……もっと触ってもいい?」
「琉夏ちゃ……んっ」
ちゃぷんっ、
琉夏の手が美奈子の肌を滑るのに合わせ、湯船がゆったりと波打つ。
彼の手は今、乳房の膨らみを円を描くように満遍なく撫でていて、
親指と人差し指とで尖端の突起をキュッと摘まみ、勃ち起きるのを促すようにしてクリッと扱いている。
「ゃ、ん…」
「お風呂の美奈子、色っぽい……。ほら、ここ。うなじとかかなりやばいの……わかる?」
「そんなの、自分じゃ見えないし、わからないよ……」
「そっか、美奈子でもわからないって事は、美奈子のここがめちゃくちゃ色っぽいって事を知ってるのは俺だけって事だよね?やばい、それもかなり嬉しいかも……」
「んっ、琉夏ちゃ、くすぐった……ぁ」
「てか、俺以外の誰にも知られちゃダメだよ?ここも、ここも……美奈子のぜーんぶ、俺がずっと独り占めだからね?」
「当たり前だよ、それに……今だって琉夏ちゃんの独り占め中だよ?」
「あはっ、そうでした」
上気して桜色に染まる美奈子のうなじに、琉夏がちゅっと唇を寄せる。
湯に濡れた首筋に彼女の後れ毛が纏わり付くのを、唇で払い除けながらキスを幾つも落としていく。
大きな掌で乳房の円みを揉み拉かれ、指先でクリクリッと尖角を扱かれて、美奈子の桃色のそこは硬く勃ち起き、敏感な感度を琉夏へと伝えていて―――。
ちゃぷんっ、ちゃぷっと揺れる湯船。
うなじから首筋、肩甲骨や背筋にと降り頻る琉夏の熱いキスに、美奈子の口からは甘い吐息が漏れ始めた。