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ときめきメモリアルGS3 短編

第10章 ボディーガード?番犬?悪いオオカミ?前編



肩を並べて歩く二人の間で揺れる手と手。
彼の掌の温もりに愛しさを募らせながら、美奈子がふと疑問を口にする。




「そう言えばさっきも聞いたけど、今日はどうして迎えに来てくれたの?びっくりしたよ?」


「んー?いや、お姫様がちゃんと無事にいるかなって、心配になったからね。ヒーローとしてはここは一つ、悪者さんチェックはしとかないと」


「……悪者さん?」


「そ。悪者さん」




難易度の高い琉夏の返答に小首を傾げる美奈子。

琉夏はと言えば「~♪」と陽気な音符を鼻歌に乗せて刻んでいる。




(よくわからないけど……まぁ、いいのかな?)




取り敢えずさっきからぷらぷらと前後に持っていかれる手に、愛しいやら嬉しいやらで胸の温度をほわんと上げた。


琉夏へ振る舞う手料理。
その献立は何にしようかと考える幸せな悩みに、美奈子は会話を弾ませながら彼の愛車へと乗車する。



琉夏が僅かに利き足を引き摺りながら歩くのを、この時は見逃してしまっていた。











後編へ続きますーーーー




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