第10章 ボディーガード?番犬?悪いオオカミ?前編
身近な、目の届く範囲ですらこんなにモテちゃう俺の彼女は、普段は大学に通ってる訳で。
そこには悪者だって沢山、わんさかいるかもしれないじゃんか?
美奈子ってば大学ではプリンセスになってるかもしれない。
ローズクイーンになったこと有名だし。
(ドレス着た美奈子…ウェディングドレス可愛いんだろうなとか、今はその辺は置いといて)
だって俺がちょっと目を離した隙にこの有り様だよ?
やたら身形の良い悪者がひーふーみー……、5人もだよ?
花椿と宇賀神は置いといて。
「……あ、琉夏ちゃん!お帰り、大迫先生との話は終わったの?」
俺の顔見た瞬間、パアッて可愛い笑顔見せてくれちゃう美奈子の事は信じてるけど、それとこれとは別って言うか……。
心配で心配で、すっご~く心配になる。
いっその事、美奈子がミニチュアサイズになってくれたら俺の胸ポケットにちょこんと入れて、毎日何処に行くにも一緒にいれるのになぁとか思うんだけど、そうもいかないって事くらいはわかってる。
(ミニな美奈子も可愛いんだろうなとか、また思っちゃっうけどその辺もやっぱり置いといて)
「ダーメだったら!もう、皆ってば油断も隙もありゃしない……美奈子は俺のだからね?!」
「ちょ、ちょっと琉夏ちゃん……!恥ずかしいよ…っ…」
正直、心配し過ぎて寝食共にしても夜を越えるのも辛い時がある。
同じ一流大学だけど、取ってる講義とか別々になるのもあるわけで…
俺は3限目から講義ある時は、あいつは1限目の朝からもあるし……
男なのに情けないって?
だって愛しちゃってるもんね!
そういう事で俺、桜井 琉夏。
この度、我が愛しの彼女であるお姫様をお守りする為、僭越ながら悪者チェックに彼女の身辺を潜入捜査する事に決めました!