第9章 看病
翌朝ーーー
「ん…?」
美奈子はふと温もりと優しい香りに包まれて目を覚ました。
まだぼんやりとした頭では状況が掴めず、身じろぎしながら、頬に当たる温もりに身をまかせる。
何だかとても落ち着いて、暖かくて、それでいてトクントクンと優しい心臓の音が聞こえてる場所…
「えっ!?」
ハッとして顔を上げると、すやすやと眠る琉夏の寝顔が其処に有った。
目の前には、今まで幾度と無く見てきた胸板と昨日美奈子が巻いた包帯がある。
美奈子の肩には布団が掛けられて居るが、その下はお互いに裸のままだった。
「…っ…!!」Σ(///□///)
途端に昨夜、琉夏の上で乱れていた自分を思い出して身体がカッと熱くなった。
身体を隠すように布団に潜り込むが、頭が上手く回らず、どうすれば良いかが分からなくなり困惑する。
「とりあえず…着なきゃ…っ!」
服を着ようと布団から出ようとするも、ふと身体の違和感に気づき、一瞬それが何かと考えた後に身体が燃えるように熱くなった。
「るっ…ぇっ…えっ!!」(*º ロ º *)!!
まだ自分の中に琉夏が居る。
布団に隠れては居るが、昨日琉夏の上で乱れ意識を手放したままの状態で、美奈子は今も琉夏の上に跨っているらしかった。
琉夏との営みでしか感じる事の無い中の異物感を、朝日が差し込んでくるこんな時間に感じている。
あまりの事に言葉を無くし、美奈子は数秒間琉夏の胸の上で固まっていた。
脚を閉じればその質量を感じてしまい、中を意識すればする程、琉夏自身を中がきゅっと締め付けてしまう。
今までに味わった事の無い状況での繋がりに、思わず身体が熱くなる程にそれを感じてしまう。
「…んっ…ぁ…ど、どうすれば…」
「もう1回すればいいだけでしょ」
回らない頭を必死に回転させながら、独りごちると、ふいに聞きなれた声が降ってきて、更に大きな手に背中を撫でられた。
「ひゃあっ!」
ビクッと身体を震わせると、それに反応するように中を締め付けてしまい驚きとは別に、快感に反応してピクリと身体が跳ねた。
「朝から感度良好」
「っ!(///﹏///)」
くくっと楽しそうに笑う声の主に目を向ければ、思いがけず愛げにこちらを見つめる瞳と自分のそれがかち合った。