第59章 生まれた誤解
「あれ?東堂さん、彼女さんですか?」
そう背後から声がしてさっと体を離す。
そこに立っていたのは箱根学年1年の真波山岳くんだった。
「幼馴染だ!」
「えー?でも今抱きしめてませんでした?ファンの子達もなんだかさっきからザワザワしてましたよ?東堂さんだいたーん」
真波くんは楽しそうに尽八へ詰め寄った。
「う、うるさい!あ!そうだ、小野田くん!俺は小野田くんに会いにいかねばならんのだ!」
『え?小野田くん?』
「坂道くんですか?」
尽八は小野田くんへとお礼を言いに行きたいのだという。
私は尽八と真波くんを連れて総北のテントへ向かった。