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蝶と蜘蛛

第55章 小さな嫉妬


「あぁ〜疲れた〜」

上の階から鳴子くんの大きな声がして階段の方を振り向く。

「あれ、茉璃さんやないですか!?」
『お、おつかれ様です』
「なっ、なんでもういるんショ!?」

裕介さんは目を丸くしてこちらを見る。

「さっきケーキ屋さんで会ってね。連れてきちゃった」

お母さんの言葉に少し肩を落としながらため息をつく。

「良かったら皆さんもケーキ食べて行く?」

お母さんの言葉に鳴子くんと田所さんは嬉しそうに席に着いた。
するとお母さんはケーキを取りにキッチンへ向かったので私はすぐさま後を追ってキッチンへ向かい並んでお茶を用意する。

ふと時計を見ると先ほどお母さんが家を出ると行っていた時刻が迫っていた。

『お母さん、そろそろ出かける時間じゃない?ケーキこれでいいんだよね?私出しておきます』
「あ!そうだったわ!ありがとう茉璃ちゃん。お願いね」

お母さんはバタバタと上の階へと上がって行く。
そんなお母さんの背中を見届けて私は田所さん達にケーキを出した。
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