第51章 束の間の休息(巻島目線)
『裕……ん?こ…な………ちゃダ……すよ』
微かに聞き慣れた心地の良い声が聞こえる。
そしていつの間にか解けていたタオルから出た髪を誰かが触っている感触する。
この触り方は
「ショ…あれ、茉璃?」
少しだけ茉璃を待っておくつもりがどうやらそのまま寝てしまっていたらしい。
『裕介さん、髪の毛濡れてますよ?ちゃんと乾かさないと』
ベンチに腰掛けている俺の足元にしゃがみ上目遣いでこちらを覗き込んでくる。
風呂上がりの上気した肌にTシャツ短パン姿の茉璃は実に色っぽい。
俺は思わず茉璃の頰に手を伸ばした。
すると茉璃はドライヤーをするからと俺の手を引き部屋へと向かうのだった。