第50章 束の間の休息
部屋に着くと、櫛で丁寧に梳かしながらドライヤーを裕介さんの髪に当てる。
裕介さんは今にも寝てしまいそうだ。
『裕介さん、終わりましたよ』
「ん、ありがとうショ」
『明日もあるし早く部屋に戻って寝てください』
そういうと裕介さんは私の腰に手を回しお腹に顔を埋める。
『ゆ、裕介さん?』
「もうちょいだけ…ダメか?」
そんなこと言われて断れるわけがない。
私は裕介さんの髪に手を伸ばし優しく撫でる。
先程乾かしたばかりの髪はフワフワと柔らかく思わず笑みが溢れた。
しばらくして、裕介さんはゆっくり顔をあげ、その瞳がまっすぐ私を見つめる。
そして見つめあったまま裕介さんは私に顔を近づけ唇を重ねた。