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蝶と蜘蛛

第34章 2人きりのクリスマス(巻島目線)


部活終わり。
一度帰宅して自分のベッドルームに置いてある紙袋を眺める。

(これ、持って行った方がいいのか?それとも…)

俺が悩んでいたのには理由がある。
それはこのデートの後、茉璃を家に誘おうと考えていたからだ。
付き合って3ヶ月ほど…
正直、俺的にはキスより先に進みてぇ。
けど茉璃に嫌な思いはさせたくねぇ。
色々と悩んだ結果、俺は自室にその紙袋を一旦置いていくことに決めた。

(少しでも茉璃を家に誘うための口実が欲しいショ)

我ながら考えていることが情けないが、これで誘わないってことはないだろう。
俺は意を決して家を後にした。
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