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ドラゴンボール/ラディッツ

第9章 悪夢からの目覚め(R-18)


「最近、あの夢ばかり見みるの」
「……ああ。そうだったのか」
「それで眠れなくなって……でもちゃんと寝ないと戦えないから……」
「で、医療室でコレを出してもらったのか」
「……うん。でも良く眠れないし……眠ってもあの夢を見るから……」

それで自分を見る時にあんな表情をしていたのか
確かに眠るたびに瀕死になられては熟睡は出来ないだろう

「夢の中まで、お前に迷惑かけるとはな」
「迷惑じゃ……」
「眠れないんなら、迷惑だろ?」

そう言い、困ったように笑うとミズナが視線を上げてこちらを見る
疲れと寝不足のせいか、顔色が悪かった
ラディッツは安心させるようにミズナの頬に撫でた
手の動きを止めると、彼女に顔を寄せる
動きに合わせて僅かに首を傾げて目を伏せるミズナ
その瞳から涙が頬を伝い落ちるのを見ながら唇を重ねた
そっと顔を離すと涙を手で拭って柔らかい頬を軽くつつく

「お前がうっとおしいって思うくらい側に居るから。安心して寝ろよ」
「……本当?」
「言葉で駄目なら、身体に分からせるぞ」
「え……?」

どういう意味かと思ったところで不意に動いたラディッツに肩を掴まれて後ろに倒された
そのまま彼の腕に背を抱かれ、その体重が圧し掛かって息苦しくなる
いつもなら力の限り突き飛ばすところだが、今日はその気が起こらなかった
それどころか触れられている事に安心出来る
両手をベッドから離してラディッツの腕に触れた
首筋にかかる吐息が肌をくすぐり、思わず小さく笑い声が漏れる

「ふふっ……くすぐったい」
「……おい……抵抗しないんならヤっちまうぞ」
「……」

ミズナその言葉に言葉では返さず、僅かに頷いた
するとラディッツが笑って片手を太股に触れ、そのまま上へと撫で上げる
その動きによってアンダースーツが捲り上がった
彼女が両腕を上げるとそのままスーツを脱がす
それを床へと落とすと、ミズナが恥ずかしそうに両腕を体に回した
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