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最後の裁判

第1章 日常


奈央「でさぁ!!ネットとかだとそういうやつもっといるんじゃないかなって思って。
最近落ち込んだときにネットでそういうの見て元気出してるんだけど~加奈もやってみたら??

検索でたくさんひかっけるには事件の名前だけじゃなくて、、」

画面のなかで起きていることが目にはっきりと映る

何やってんだよっっ!!
沢山の人が死んでいてっっ!!
事件で心を痛めた人だって、、沢山っ!!

奈央「ほら!!こんなに出てきた!!てかまだこんなこと言ってんのかよ!もう結構経つでしょ?オタクって本当にばかだね~」

加奈「でもさぁ、沢山の人が死んでるんだし、、」

奈央「沢山の人って!!たった数十人じゃん!

これより沢山死んでる事件もあるし、この事件だけこんなに取り上げられるのなんて可笑しくね??

そもそもアニメーターとか死んでも悲しむのなんてあのバカなオタクどもしかいないじゃん!!むしろ死んで良かったんじゃない??

アニメなんかより需要がある番組は沢山あるんだから、そっちに潰れたアニメの分の時間使えよ!!」

、、、、、、っ!!

奈央「加奈もそう思うでしょ??」

きた、いつもの、この問いになんて答えるかによって私の答えてからの人生が決まる。

幸せに学校生活を送るため、こいつの言うことを全部肯定してお気に召す付け加えもしてきたけど、、

、、、けど、、もういい、言ってやる、、っっ、、全部っっ!!!!!

加奈「っ!!」

途端に思い出した、、中学時代のことを、、

恐怖が暗くする、視界も、頭も、、、

あんなの、、、でも、っ、、こいつにっ!!!!

恐怖がのしかっかって、頭が地獄なのに、このまま地下にあるっていう、本物の地獄に押し込まれそうだ、、

、、、怖い

、、、、、、、、、、、、

加奈「ソウダネ」

包み込み、のし掛かっていたあんなに怖かった恐怖が嘘のように無くなった。

最低だ、、私もこいつも
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