第2章 裁判は公平に
鬼「そいつの名前を」
「渡道 加奈です」
それを聞くとたくさんの資料を挟んだファイルをめくっていく
鬼「ふむ、、地獄行き候補か、、」
えっ!?
鬼「お前は嘘を沢山つき、必要以上に他人を傷つけ、死人を侮辱した。間違いはないか?」
加奈「全部間違いだよ!!そんなこと一切してない!」
鬼「それでは一つずつ確認していこう。一つ目詳細は、、嘘は邑場奈央に沢山ついてる。と書いてあるが、どうだ?」
そういうことか!!私は奈央に思ってもないことを沢山言ったし、全く賛同できない奈央の言葉を肯定した。きっとそれのことだ!!
加奈「でもそれって自分の身を守るためだし、良いじゃん!」
鬼「嘘をつき邑場 奈央を欺いたことは事実だ。」
?「なるほど、嘘つくなら覚悟をしろってことか、いいんじゃない?平然と嘘つくやつ多いしね。」
傍聴席からヤジが飛んで来た。見るとそこには小柄な女の子が一人だけいた。
加奈「そんなのおかしいよ!」
ひどい、、ほんとにひどい、、私がどんな思いで嘘をつき続けていたか知らないくせに!
鬼「一つ目は確認が取れた。二つ目だが、詳細は、、いじめに加担し被害者の心を傷つけた、そしておまけに人生を狂わせた。と書いてあるがどうだ?」
加奈「それって自分の身を守るためなんだからしょうがないよ。それにどうしたらいいか必死に考えたんだよ!!、、でも!救えなかったの!」
たしかに私は結局いじめを見ていることしかできなくて助けられなかった。でもいけないことだって思ってたから必死に解決方法を考えたんだ。
だからちょっとは情状酌量してもらっていいはず、、
?「黙れ、本当の地獄にぶちこむぞ」
また傍聴席からヤジが飛ぶ
鬼「二つ目も確認がとれた。三つ目詳細は、、邑場奈央とともに死者を侮辱したとかかれているが?」
加奈「そんなこと絶対にしてないよ!!」
これには全く見に覚えがない。どういうことだろう?