第1章 プロローグ
次の視線は、
美奈子へ向けられた。
男子A
「桜井兄弟と一緒にいる女子かわいい~」
男子B
「あの子も、新入生なんかな?
名前知りてぇ~~…」
女子A
「あの子、可愛くない??」
女子B
「ほんとだ!すごく可愛い!!」
自分たちの話なら流せるが
美奈子の話題に、
まわりがザワザワしだすとーーー
琥一
「……」ギロッ
琉夏
「……」ギロッ
男子に牽制する。
牽制うけた男子たちは
ビクッ
琥一
「はぁー。
ある意味、目立っちまった。」
琉夏
「コウ、仕方ないよ。
美奈子ちゃん、昔から可愛かったし…」
琥一
「確かにな…」
当の本人は、なにが?と
自分のことが噂されてるとも思っていない
体育館へ移動中も、ザワザワ
お姫様を守る、騎士のようだったとかーー
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入学式が始まり、
理事長の挨拶やら祝辞が読まれ
司会進行の人
「続きまして、
新入生代表の挨拶となります。
小波 美奈子さん、お願いします。」
琥一/琉夏
「「!!」」
聞いてないと、
お互いの顔を見る二人ーーー
壇上に現れた
美奈子を見た生徒がざわめき出す。
あちこちから、
「可愛い」、「スタイルいい」声が聞こえる
顔を赤く染める者、ぼーっとしてしまう者
琉夏
(参ったねー。
まさか代表の挨拶とか…
余計に目立っちゃうじゃん
美奈子ちゃん…)
琥一
「はぁ…」
壇上から二人を見つけ
ニコッと微笑み、小さく手を振る
男子A
「て、天使の微笑み」
美奈子
「暖かな春の訪れと共に、
私たちは、はばたき高校の1年生として入学式を迎えることが出来ました。
門のところに咲き誇っている桜の花がまるで私達を歓迎しているかのようでした。
本日は、私達のために立派な入学式を行っていただきありがとうございました。
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校長先生をはじめ、
先生方、先輩方、いかなる時も努力をしていきますので、どうぞよろしくお願い致します。
令和元年〇月〇日
新入生代表 小波 美奈子」
挨拶を読んでいる中
美奈子の髪を耳に掛ける仕草、
読み終わっても、
凛として通る声に会場内が
魅了されていたーー