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ときめきメモリアルGS3

第10章 懐かしい絵本と公園で見る夢


美奈子
「葵くん、今日は一日よろしくねー」


「うっ?

ぁあーーっ」

キャッ キャッ

まるで、こちらこそ
よろしくと言わんばかりの笑顔と返事



美奈子
「ふふっ♪可愛いなぁー」

葵を抱きながら
手渡された荷物を確認していくーーー

・

・

・


美奈子
「音が鳴るおもちゃに…絵本かぁ…
ミルク、着替え、オムツ、おしりふき…」


・


・



・



・



何かに手をのばす葵

「あーぁー…あ~~」


絵本だったーーー



美奈子
「これって…あの絵本?
懐かしい…」


感傷にひたっていると…

葵が
「だっ…う~~…ぁあ♪」
早く読んでと訴えているような




美奈子
「ちゃんと読んであげるから…」


むかし珪や祖父に
何度も読んでもらったことを
思い出しながらページをめくる…





・



・



・




”むかしむかし、
ひとりの王子様が旅をしていました”




”旅の途中、ある国で、
道に迷った時のこと……”




”王子は森の中で教会で、
美しい姫と出会いました。”





”なんと美しい姫だろう。
王子は一目で姫を好きになりました。”




”ふたりは毎日森の教会で会い、
やがて深く愛し合うようになりました…”




”ところがそのことを聞いた、
この国の王は
たいへん腹を立ててしまいました。”




”我が娘をたぶらかす者は誰か?
すぐに捕らえよ!”




”王は王子を捕らえると
こう言いました。”




”旅の王子よ、
そなたは姫を好いているというが
その言葉に偽りはないか?”




”姫は私の心の幸い
姫の愛さえあれば、いかなる試練も
喜びに変えることが出来ます。”




”ならばはるか遠く、
この世の果ての外国へ旅立つが良い”




”無事戻ることが叶えば、
その時、そなたの言葉を信じよう”




”こうして王は遠い国へ
王子を追放してしまうのでした……。”



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