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ときめきメモリアルGS3

第22章 余多門1


「おいおいおい……
桜井弟じゃねーか!」


またしても琉夏の知り合いなのかと思う美奈子
だが、琉夏やマサキは目付きを鋭くする。


「「……………」」



「偉そうにはば学の制服なんて
着やがって、コラ?
一瞬、誰かわかんなかったじゃねぇか。」


「黒川までいるとはな。好都合だ。」


琉夏とマサキは美奈子を背中に隠す


「チャラチャラ女連れて下校か?
イケメンはいいなぁ、コラ?」



美奈子は琉夏たちの隙間から、絡んできた相手をみて驚く。
彼等は評判悪い余多門高校の制服を着ており、
カレンたちやクラスメイトからも聞いたことはあった。


「あのさ、
今オフなんだよ。
見てわかんねーかな?」


「そうそう、懐かしい旧友との再会邪魔しないでくんない?」


「この人たち……友達?」


「えぇと……そんな感じ。」


「悪友に近いかな…」



「アラ?今日はずいぶん大人しいじゃねーか。
やっぱりアレか?兄貴がいねーとダメか?」


余多門はギャハハと笑う


いっそう目付きを鋭くした琉夏が
怒りをふつふつとさせてきた。


「待てコラ……
今なんか言ったか?」


「おい、琉夏、かまうな。」

マサキが止めるが余多門が挑発乗ってきた。


「あぁ?!」



すると
美奈子が悲鳴をあげる


「きゃあ!痛…いっ!」


「「!」」


後ろを向くと、別の余多門輩が美奈子を引き寄せニヤニヤしていた。


「いつのまに、こんな可愛い彼女出来たわけ?
ちゃんと紹介してくんねーと。」



「る、琉夏くんっ!」


「美奈子っ!」



マサキが
その子は関係ねえだろ?早く離せと告げる。



「こいつがお前らの女っていうなら、そうはいかねーな。」



「どした?
ビビって声も出せねぇか?
ほれ、待っててやるから兄貴呼べ?」


小声でマサキ悪いとだけ伝えた琉夏。
マサキは何いってんだ懐かしい旧友の再会じゃねーかと笑う。


覚悟決めた、琉夏は美奈子に
目瞑ってて?とだけ言うと



反撃をする。





















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