• テキストサイズ

ときめきメモリアルGS3

第21章 学校7


ある日の放課後ーーー


「う~重い~~(><)」


焼却炉までゴミ出しにきた美奈子



「美奈子ちゃん。
なんか、重そうだね。」


「あ、琉夏くん。」


「なにしてるの?
そんなにゴミ抱えちゃって。」


掃除の時間だから、焼却炉までゴミを運んでいることを伝えた美奈子。


「そうなんだ。なんなら俺、手伝おうか?」


「手伝うって、琉夏くんも掃除の時間じゃないの?
なにしてたの?」


「俺はなにも。」


掃除の時間でしょ?というと
そうだっけ?おちゃらけて応える琉夏。



「……琉夏くん?」



「(*´ b`)シー」





なにやら話し声が聞こえてきた。


「…だから、…てよ。」


「…でしょ?…くらい。」




琉夏が美奈子の手を引き
「静かにね?」と言われ、コクンと頷く美奈子。





視線の先には琥一と女生徒数名がいた。




「だって琉夏君、はぐらかして
教えてくれないんだもん。ねぇ?」


「ねぇ?どうしてよ?」


「仲良い小波さんには、
教えてるはずなのに!」



「あいつは関係ねえ。
テメェらが、ウゼェからじゃねーか?」


淡々と応える琥一に女生徒は、
「ヒドーイ、琉夏君と同じ兄弟とは思えない」と声を揃えた。


「ホント最悪。」



「なんだと、コラ?」


「コワーイ。もう行こう?」




……




琉夏たちが隠れていた反対側に女生徒たちは去っていったのを見て声をかけた。



「コウ君…」


「コウ、助かったよ。」


「あぁ?
…なんだお前たちかよ。」


今見ちゃったことを伝えた美奈子
見てんじゃねーよと返しながら、琉夏にお前もフラフラすんじゃねーよ!って琉夏の頭を叩く。



「いった(๑´• ₃ •̀๑)…
あの子たち、しつこくて(;´∀`)」


「琉夏くん、モテるんだね。」


入学してから、琉夏に騒ぐ女生徒がいるのも事実であり、胸がズキッとするような感覚に囚われる美奈子


琉夏は、凹んだように見える美奈子に対して
自分も可愛いと騒がれている美奈子に思うことでもあった。


「こんなんで、落ち込むじゃねぇよ。」
美奈子の頭を、わしゃわしゃする琥一。





















/ 141ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp