【ONE PIECE】サキエルがほほ笑むのは...
第16章 旅は続く
「ま、マルコ隊長ー!!」
「なんだよい、騒々しい。」
「きょ、今日の新聞!!!見てくださいッ!!」
その新人に渡されたのはニュースクーから届いたであろう、新聞
「これがなんだっていうんだよ…ぃ…ッな!!」
その一面に大きく描かれている【大海の天使 生きていた!?】の大きな見出し。
「こりゃあ、まずいねい…」
『あぁ…ほんと。あの海軍…センゴクさんに直接報告したんですね。まずいですね…』
「お、おぉい!!! 近いよいッ!!!」
『すみません…サッチさんとかは近いの気にしなかったので。皆さん耐性があるのかと…』
「俺はいつでもウェルカムさ!なんなら、夜のあい「言わせねェよい!!!」ッブフッ!!!」
サッチさんはマルコさんの鳥の爪で思いっきり蹴飛ばされていた。
『夜の?なんですか?』
「お前は知らなくていいよい!!」
『ふーん…あ、それと。わたし、親父様には伝えたんですが。今日、また旅に戻ります。船にはしばらく戻ってこないので』
「「「「へっ???」」」」
「い、いつ!?!?!」
『だから、今日…後1時間で行きます。』
「き、聞いてねェよい!!」
「なんで、俺と愛を育む話は!?!」
「今のは発言はどう考えてもおかしいよい!!」
『そんなに焦らなくてもまたいずれ戻ってきますよ。私は過去の仲間の無念を晴らさなければ…気分よくここには来れない。』
少し声のトーンを下げすぎただろうか。みんながシンとしてしまった。
「グララララッ…何しけた面してんだ?」
『親父様! 重い話をしすぎたみたいで…みんな固まってしまいました。』
「グララッ!!! 1人ずつに水かけてやりゃあー起きるだろうよォ」
『おぉ、なるほど。』
私は海の水を持ち上げて、船に思いっきりかけた。
あ、親父様はなんとか水の膜で覆ってた。
「うわッ!! なんだッ!!」
「ッ力が…ぬけるよい…」バタン
「俺たちは…能力…しゃ。」
バタンと2人ほど倒れたのが見えた。
『あ、そういえばこの2人も能力者でしたね。すみません。』
テヘッと効果音がつきそうな感じで謝っておいた。
「お、おれの自慢のリーゼントが!!」
「ま、マルコ隊長!!! 担架ーーー!!」
「ジョズ隊長! 大丈夫ですか! しっかりしてください!!」
「グララッ、とんだ跳ねっ返りな妹ができたなァ…グララララッ」
一気に賑やかになった。