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【ONE PIECE】サキエルがほほ笑むのは...

第16章 旅は続く


宴は翌朝まで続いた。私は早いうちからナースのお姉様たちに連れられて就寝をしたので、いつものように起きれた。
甲板には屍と化した船員たちが多く寝ていた。

『フフッ…なんだか、シャンたちを思い出す。』

あの時もどんちゃん騒ぎで、こんな風に朝は誰も起きてなくて…

「おう、おはよい」
『…不死鳥のマルコ。おはようございます。』
「マルコでいいよい。気にいらねェならマルコ隊長にしろよい。」
「おはようぅぅ!!アンちゃん!!俺はサッチお兄様って呼んで?」
『おはようございます。サッチさん…』
「そんな冷たい目で見ないで。」
「それよりよい? シャンってのは誰だよい?」
『あぁ…気になりますか?』
「そらァ、俺たちの妹にそこらへんの馬の骨は近づけさせねェよい。」
「俺たちがいいって判断した男だけだよ?」
『…クスッすごい厳しそうですけど。シャンは問題ないですよ。あなたたちもよく知ってますから。』
「…?誰かいたか?」
「弱ェやつはいちいち覚えてねェよい。」
『弱くないですよ…まぁ、そのうちわかるといいですね。』

この人たち、普段は通り名で呼んでるから気がつかないのか。まぁ、誰か知ったら戦争になりかねないし…ここは穏便に。

「親父んとこ、挨拶に行くかよい。」
『…そうですね! いきます!!』
「敬語じゃなくてもいいのよ?」
「そうだよい、気にすんな」
『じゃあ、遠慮なく…マルコ!サッチ! 行こう!!』

2人の手を引いて、船内に向かって行った。












「元帥!! 先ほど戻ってきました中将から重要な報告がッ!!」
「なんだッ!」
「白ひげと交戦中に…アン元中将と会ったそうです!!彼女は完全に敵意をこちらに向けて、攻撃をしてきたようです。」
「なんだとッ!!!くッ…やはり生きておったかッ!すぐに全国指名手配をするんだッ!!!!」
「「「はっ!!!」」」


その後、ニュースクーにより配布された新聞に挟まれた手配書には新しい者が追加されていた。


【大海の天使 ポートガス・D・アン
DEAD or ALIVE 500,000,000B】

【海軍殺しの元中将…生きていた!?!】
【海軍に届いた謎の小包…中身は!?】

世界中で震撼する1つの話題をまさかこんな可愛い娘が占領しているなど誰も思わないだろう。
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