【ONE PIECE】サキエルがほほ笑むのは...
第99章 開国の戦
『エース…これ…』
「あァ」
エースは来たことがあるからと行ってついてきたのはいいが目の前にあるワノ国の入口かと思われるものは滝。
『これ登るの?』
「ま、船で登るのは大変だけど、アンなら問題ないだろ?」
『そりゃ登るのなんかは簡単だけどね。』
滝に近づくように手を伸ばせば、水が自然と上へ連れて行ってくれる。
「久しぶりだ。元気かな、あいつは」
『誰か知り合いでもいるの?』
「ま、それなりに」
あっという間についたワノ国はどうやら様子がおかしい感じがすぐに伝わった。すぐ右側からものすごい覇気や土煙、戦いの音が聞こえた。
『エース、急ごう』
「そうだな」
エースと急ぎ向かったその島は鬼ヶ島と言うらしい。
「ルフィたちは上にいるみたいだな。」
『そうだね、特に心配はなさそうだから、マルコたちのところ行こ…ッエース!!』
「あとで合流するからよ!先いっててくれ!」
『…ったく』
どうやらルフィの方も気になって見に行きたくてしかたなかったようですぐに飛び出していってしまった。エースも多少心配ではあるがそれよりも気になる気配があったので先にそっちに向かった。
四皇カイドウの本拠地かと思われる館は燃えて、今にも崩れそうなほどあるから暴れた跡があり、その隙間からルフィの仲間たちとその他見方と思われるものが必死逃げ惑っているのかなかなか出られない様子を感じた。轟々と燃え続ける屋敷をそのまま進んでいき、ついた広場にいたのは白い服、仮面を見にまとった何者か、そして敵と対峙するボロボロのイゾウ
『水龍』
燃え続ける炎を水で作り出した龍で消し去った。
「この水は…ッなんだ来てたのか。」
『ちょっと心配できちゃった。』
「ったく、そんなに心配させるほど俺たちは弱くねェよ」
『うん、でも“手”がいるでしょう?』
「ッアァ!手をかしてくれ!」
「なんの相談をしている、お前がなぜここにいる、大海の天使」
『それは私も聞きたいわ…CP0』
「!」
少し焦っている様子が見えるCP0の二人組。流石に私の存在までは伝わってなかったようだ。
「どうするべきだ、このことをルッチに…」
『どうでもいいよ、その名前も…あなたたちの目的も。私がやらなきゃ行けないのは、家族を守ること、水銃』
水銃をCP0にむけて放った。避けられてしまったが敵意があることは伝わったのだろう。