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【ONE PIECE】サキエルがほほ笑むのは...

第50章 仕事は迅速かつ丁寧に


今日は全隊長やナース長たちから予算案の提出の日。私は1人筆頭となり食堂で書類の整備を行っていた。

「アンよい。あと数日でドレスローザだ」
『はーい、連絡しとく〜。あ、これ、サッチにやり直しって言ってくれる?』
「はい!!」
『これはエースに計算おかしいって…』
「はい!!」
「「お前さん仕事しすぎじゃないかい?」」
『え?』

ふと手を止めて顔を上げると、マルコとイゾウが2人でこちらを見ていた。

『なんか吹っ切れたら、家族のためにもっと頑張ろうってなったの!』

笑顔を向けると、口元を押さえて悶える人たちが何人かいた。

(((((可愛いなぁ…くそッ…///)))))

「無理すんない?」
『分かってる…っとマルコ、これ見といてくれる?』
「よい…///」
「クックック、お前さんもかい…クク」
「うるせぇよい。」

イゾウとマルコは2人外に出ていった。

「おい、アンッ!! ここの計算あってるよ!!6×100は500だろ!?!」

バタバタと走ってくるエースは何をトンチンカンなことを言ってるんだろうか。

『なんで、6をかけたのに5が出てくるのよ!』
「エース隊長!そら、660ですぜ!」
「おお、そっか!!」
『違うわよ!!』

エースには計算からか…最近は海賊の敵襲とかも特になく、隊長たちはみなドレスローザの物資調達の予算に頭を悩ませていた。

「アンちゃーん、さっきの書類っと…なんでこんなにいる訳?」

サッチがペラペラと一枚の書類を振りながらくると、私がいた食堂には予算を組まされている隊長たちが唸りながら座っていた。

「なんでビスタやジョズまで?」
「我々も間違っていると指摘があって直しているところだ。」
「こういうのの経験多いのはアンだからね。はい確認!」
『…ま、海軍でもやってたからね。…っとハルタ、大丈夫!』

スラスラとサインを入れると、お先にとハルタはマルコの方に書類提出に向かった。

「まぁ、エースとかはわかるけどよ。なんでナース長も?」
「あら、私たちは予算を一緒に組んでもらってますの。」
「へぇ〜」
『…サッチ、ここ…もうちょっと具体的に分かる?』
「あぁ…予備費ね。食糧どんなのあるかわかんないしな」
『そっか…ん〜じゃあいいか。他は…大丈夫みたいだし!はい。』

サッチにサインをした紙を渡す。
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