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【ONE PIECE】サキエルがほほ笑むのは...

第46章 探していた答え


Side.Ace

「ふぅー、なかなか燃えたぜ!!」
「ストレス発散になるなァ」
「あん時はアンちゃんが最後締めたから、俺ら棒立ちしてただけだからな。」
「全くだよい」

ゾロゾロと小舟から降りて、船に戻ると親父の膝で小さく丸まって寝ているアン。

「寝てんのか?」
「まぁ、そうだろうない」
「ここんとこ、1人ずっと起きてたからな」
「そうなのかッ!!?!」
「なんで、兄貴のお前が気づかないんだよッ!」
「そりゃ、エースは飯食ってる時も寝て、日向ぼっこしても寝て、何もせずに寝てたからね」
「確かにない…」
「うッ、すまねェ」

確かにここんとこの記憶を辿っても…俺、寝てしかいねェ。

「グララ、責めてやるな。牢獄じゃあまともに寝れもしなかっただろうからなァ」
「相変わらず、親父はエースとアンに甘いよい」

親父の豪快な笑い声にも全く反応せずに、クークーと寝息を立てていた。

「親父ッ!俺もいいか!」
「おまッ!また寝んのか?!」
「グララララ…勝手にしろォ」

親父の足によじ登り、アンの隣に寝転んだ。

『ん…エース…』
「くくっ…寝言言ってやがる」
「可愛いな〜、アンちゃん」

横顔をずっと見ていたら、俺もだんだん眠くなってきてそのまま眠りについた。






「ぐー…スピー」
「はっや!!」
「もう寝たのか?」
「有り得ねェな…」
『クー…。』
「グララ…いつまでも経ってもガキどもだァ」
「にしてもほんと、こいつら似てねェよな…」
「ほんと…僕、ロジャーの顔もあんまりだけど。父親とはどうなの?」
「グララララ…そォだな…」
「エースは完全ロジャー似だよい。」
「確かになー、こことかそっくし!」
「ってことは、アンはお母さん似か」
「まァ、二卵性だしな。似てねェわな」
「親父はロジャーの嫁さん見たことないのー?」
「ん?昔に話は聞いたがなァ…」

目を細めて何かを思い出しているそぶりを見せる親父にみんなは期待を表して目をキラキラさせていた。

「確か…とんでもねぇ美人だァって言ってたなァ、あいつァ」
「確かにこいつらは顔はとてつもなくいいよい」
「確かに…ムカつくぐらいにな」
『…エースの雀斑はお母さん似だよ』
「「「「うぉッ!」」」」
『なんの話してんのかと思ってたら…ふわぁ…』
「起きてたのか」
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