【ONE PIECE】サキエルがほほ笑むのは...
第45章 太陽はここに
「可愛いだろ? 私の20代の頃のやつだよ?」
オフショルダーの体のラインがぴったりのミニスカートワンピ。青を主体として服を選んでいるためとても可愛い。
『どう、親父様?』
「グララララッ、いいじゃねぇか。」
『えへへ…//』
「スカートが短すぎるよい!」
「俺に膝枕して!!ね、アンちゃん!!」
「は、サッチふざけんな!!」
「アン…こっちおいで」
サッチとかは、バタバタと喧嘩をしているので呼ばれたイゾウの方に行く。
「動くんじゃないよ」
髪を持ち上げられる。海軍で復讐を遂げてから髪は切らずに伸ばしていたので今はセミロングと言ったところだろうか。
「ほら、出来た」
時間にしてほんの2、3分だったと思う。髪が少し軽くなり、ベイ姉さんの持っていた鏡を見るとうまくまとめられていた。
『すごーい、イゾウは器用だね!』
「それであいつらに、……のポーズで……言ってこい。」
『えぇ!!』
「ほら…」
「いいじゃないか…やっといで」
クスクスと笑う2人に私は少し恥ずかしくなり、とりあえず喧嘩を続けている3人の前に少し前屈みにしゃがみになり地面に膝をつく、
『私のために喧嘩しないで……』
ピタッと喧嘩がとまり、サッチは下敷きになりながらこっちをみている。マルコとエースはお互いに拳を振り上げたまま固まっている。
『ちょっ、エース、サッチ!鼻血、鼻血!!』
タラーっとエースとサッチの鼻から垂れる赤い血。マルコも気持ち、顔が赤いようだ。
「アン…足元見とかないと丸見えだよ。」
ベイ姉さんに言われて足元を見るとスカートがギリギリのところまで上がってきており、非常にやばい。
「俺…もう死んでもいい…ッ」
「ふざけんなッ!!見てんじゃねぇ!!」
「…まいったよい///」
「どうだ? 喧嘩は収まったろ?」
「イゾウ…ナイス!」
サッチは自身のタイで鼻を抑え、イゾウにグーの手を出していた。
エースは腕でゴシゴシと鼻を拭っていた。
「アンよい…2度とすんない…特に男の前で。」
『わ、わかった。』
「アン、おいで…男の落とし方ってやつ教えてあげる」
ベイ姉さんは手招きをしていた。
「ベイ!! 変なこと言うんじゃねぇよ!!」
「全くだよい!!」
「グララ…色仕掛けも女の技だァ」
私はベイ姉さんの所でお酒を飲んだ。