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【ONE PIECE】サキエルがほほ笑むのは...

第45章 太陽はここに


『え、あの…サボ?』
「ん?なんだ?」
『なんで抱きついて…「離れろよ、サボッ!!」』
「いいじゃねぇか、ちょっとくらい…相変わらずだな、エースの過保護は…」

サボは抱きついて、エースは引き剥がそうとして。

「おいおい…お前ら、アンちゃんが苦しそうだぞ」
『ぐえッ…』
「「わ、わりぃ!!」」
「どっちの兄貴も過保護全開だねい。アンはこっち来いよい」
「「「お前もだろ!!!」」」
「グララララッ!!」
『…それより、ここがどこか知りたいね。手持ち以外は持ってないし船も…』

船の言葉を出すとみんなは下を向いてシンとしていた。

「グララララ…なぁに落ち込んでやがる、アホンダラァ!」
『親父様…』
「船も物も服もまた買えばいい…金だって盗めばいい。俺たちは海賊だァ…生きてりゃそれだけで儲けなんだァ、グララララ!」

親父様は高く笑った。みんなもつられるように笑顔になり、最後にはいつもの笑いが溢れた。とりあえず買い物でも探すか…と思った時プルプルプルとあの独特な声が2つ聞こえた。

『あ、私…』
「俺もか…ゲッ…この顔はコアラ…」
「なんだー?嫁か?」
「違げぇよ!!あー、もしもし」
[ちょっと、サボくん!!!!1週間前から何度も連絡してるのにッ!?一体何してるのよ!!!]
「わ、わりぃ…ちょっとどうしてもいかねぇといけねぇところがあったんだ。」
[まさか…火拳のエースくんを勝手に助けにいったなんて言うんじゃないでしょうね!! 自分の立場わかってる!?!]

サボは片耳を教えていた。当然だ、かけてきた女の子はあまりにもすごい勢いで怒っている。

「アンの方は誰だよい?」
『だーかーらー、ごめんって…急いでたんだよ』
[だからって俺の目の前で海に飛び込むことねぇだろ!!めっちゃ心配したんだからな!!]
『ごめんって! でも実際大丈夫だったし…』
[それは結果論だろ!!! 好きな女が海に消えていって心配しねぇやつなんかいねぇよ!!]
「誰と話してんだい?」
『…変わってあげる。さっきからおんなじことしか言わない。』

はいと近くに来たイゾウに渡す。

「こちら、イゾウだ。」
[おッ!お前らも無事だったのかッ!! 白ひげとエースは無事か!!]
「赤髪かよい」

マルコはげっそりした顔でこちらを見ていた。

「何でシャンクス?」
『あぁ…』
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