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【ONE PIECE】サキエルがほほ笑むのは...

第42章 下準備は正確に


考えていても、目が覚めていてもやはり体が疲れているのか少しだけ眠っていたみたいだ。窓の外は日が昇り、キラキラと海に反射していた。時間を確認するも8時を過ぎた時間。

『今なら大丈夫かな。』

プルプルプル ガチャ
[アンか?]
『おはよう、ハンコック。』
[あぁ…すまなな、朝方にかけてきたそうだが。何があった]
『火拳のエースの公開処刑には出るの?』
[あぁ…そういえば何やら来ておったな。しかし妾は戦争など興味ない]
『だろうなと思ってた。もし、気が変わって戦争に出ることになったら…私の手助けをお願いしたいの』
[何を言うておる?]
『火拳のエースは私の実の兄なの』
[なんじゃと!?]
『どうしても助けたい…家族を殺したくないッ、ッお願い』
[何を泣いておる]
『ッお願い、ハンコック…っう』
[泣くでない、アン。前に言ったであろう?妾たち九蛇海賊団は其方の味方だ。今のところ、行く気はないが…行くことになった時は必ず其方の見方をしよう。]
『ありがとう…ッハンコック!』
[だから、また笑うのじゃ。其方には笑顔がよく似合う。]

にこりと笑う電伝虫に遠い女ヶ島の美しき女帝を思い浮かべた。

『お願いします! ありがとう!』
[ふふッ、そうか、其方にも家族がおったのだな。1人死にそうな顔をしていた頃が懐かしい。]
『昔のことでしょ!!それに、私はハンコックやマリー、ソニアだってお姉ちゃんだと思ってる…。』
[ふふ、なにか嬉しい言葉が聞こえたわ、姉様。
そうね、ソニア、マリー。其方らにも妹がいるのだ。
あら、そうなのね…嬉しいわ。]
『3人とも聞いてたの!?』
[なにを言ってるのよ、いまさら。全くだわ、アン。
しっかりするのじゃ。]
『うぅ…恥ずかしい///』
[またいつでも遊びにいらっしゃい。私たち、まってるわ。
今度は元気な顔で…な。]

それではな…と別れを告げて電話を切る。

やはり、ハンコックたちは行く予定はないみたいだが、今回海軍と白ひげとの戦争になるだろう。そんな時に行かないなんて称号剥奪も考えられる。

『念には念を…』

あと知り合いなのは1人だが…この人はあんまりつかめないからな。
なにを言われるか…。

そう思いながらも電話にコールを入れてかける。
ちなみに番号はこの間本人から頂いたものだ。
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