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【ONE PIECE】サキエルがほほ笑むのは...

第40章 決別


「半端な覚悟じゃあの男の前じゃ意識を保つことさえできねぇ!」
「相変わらず…すげえ覇気だよい」

甲板に姿をみせた大きな酒瓶を担いだ男。

「失礼。敵船につき…少々威嚇した。」

そう言ったシャンクスは親父様の前へ行った。

「てめぇの顔ァ見るとあの野郎から受けた傷が疼きやがる。」
「療治の水を持参した戦闘の意思はない、話し合いたいことがあるんだ。」
「覇気を剥き出しにして現れる男の言い草か、馬鹿野郎…グララララ…!!!」
「おい、赤髪! てめぇなにしてくれてんだい!!」
「お!1番隊のマルコだな! お前うちに入らないか?」
「うるせぇよい!!」
『ったく…起こす身にもなって欲しい。』
「アン!! あとで話がある!!待っててくれ!」
『えぇ〜』

ジョズは親父様に確認をとりに行った。

「親父…俺達ァ…」
「あァ…戦争はしねぇらしい…2人にしてくれ」

甲板に転がっていた連中は船内へ運び、私たちはモビーの後方にいた。

「おーい、アンー!」
『あ、ヤソさん、ルゥさん!ベック!!』
「元気にしてたかー!」
『もちろーん!!』
「おい、アン…あんまり馴れ合うない」
『むぅ…友達だもん。』
「今は親父達が話してんだ。それが終わるまではやめとけ。」
『サッチまで〜』

海が少し荒れてきている。雨が降らないといいが…。そう思って空を見上げた時だった。
ドォンと大きな音を立てて、船も海も大きく揺れた。シャンクスの方の船も予想外みたいだったようで少し慌てた顔をしていた。

「赤髪のやろー、親父に何を…」
「待て待てい、んな馬鹿な事をやる男じゃねぇよい」
「たが…何らかの話は決裂したようだ。見ろ空を」
『空が…割れてる…』

甲板に戻ると互いに剣を収めている姿があった。

「話は終わりだ。」
「あァ…」
「お、アンか!求婚しにきたぞ」
『は?』
「お前が言ったんだ…直接こいと…。目的は違ったが直接きた!話をさせてくれ!」
「させるかよい!!」
『親父様…』
「好きにしろォ」
『じゃ、少しだけ』
「よし!! 俺の船に行こう!!みんなも会いたかってんだ!」

私はシャンクスに手を引かれるまま、船を移った。みんなはよくきたなと迎え入れてくれた。
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