【ONE PIECE】サキエルがほほ笑むのは...
第39章 いつもの日常
「お前らなー、そんなにひっついて仕事してたら普通なにかしらを疑うだろ?」
それは、昼ごはんを持ってきたサッチがいった言葉だった。
『あれ、もうお昼?』
「あぁ…副隊長が2人して出てこねぇからまさかとは思ったがよー」
「あぁ、すみません、サッチ隊長。」
『また忘れてたみたい。』
「ったくよ〜、お前らは仕事しすぎなの!もっと気軽に、適度に手を抜いて!」
「ほぉ…そりゃ隊長として困るねい」
後ろに聳え立つ青い炎がチラチラと燃えているマルコ。
「4番隊はまだ予算案出てねぇけどどうなってんだい?」
「いや〜、その…な?」
「早く出せよい!!!」
「わかった!!」
サッチはご飯を渡すと、さっさと出ていってしまった。
「まったくよい! 2人してなにしてんだ?」
『書類の整備ですが…』
「エースの部屋で?」
『だって私の部屋に隊員入れると怒るじゃない!』
「当たり前だろい!! 女の部屋に入ると間違いを起こすやつもあるかもしれねぇだろい!!」
「まぁまぁ…俺が牽制をかけてるんで…」
「ったく若先生は医術学ぶのに忙しいんだよい!」
『でも、副隊長だもん! だから、基本は1人で回してるよ!』
なぜか言い合いになるが、デュースは間に入って仲介をしてくれた。
「で、何か用だったんですか?」
「あ、あぁ…島に着くからない。今回の2番隊は4番隊と食料調達頼むよい」
「わかりました。」
「1番隊はいつもどおりだ」
『はーい。』
「島に滞在する時間は長くねぇのが理想だ。問題は起さねぇようにしろよい。特にアン!」
『私が悪いわけじゃない。みんなが寄ってくるんだ!』
「容姿はいいんだから、注意しろよい!」
『容姿はっ!?』
マルコは言うだけ言って部屋を出ていった。
「本当、お前ら双子は顔はいいんだよなー」
『私は性格も完璧よ!』
「よく言うぜ…俺はもっとおしとやかな女のがいい」
『あら…そう。リアスとか紹介しましょうか?』
「いや、船では恋愛しねぇって決めてる」
『そ…残念。』
2人で世間話をしながらご飯を食べる。主にエースに対する愚痴であったり私の知らない旅の話であった。そんな事をしている間に船は島に着いていた。島に着くと、訓練はなくなるため皆がそれぞれの仕事をしにいった。
『はーい、ここで荷物のチェックするよ』
「「はい!」」
荷物の量を確認して次々流していく。