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【ONE PIECE】サキエルがほほ笑むのは...

第37章 兄の場所


『何ってエースの写真?』
「あ、これ、ルフィの兄貴じゃねぇか!」
「そうだそうだ!! この間、飲んだんだ!」
『え? それどこで…』
「まて、先に俺の質問に答えろ、アン」
『あれ、言ってなかったっけ? 私のお兄ちゃん。』
「「「は?」」」

みんなのぽかんとした顔にクスリと笑みを浮かべる男が1人。

『ベック? 言わなかったっけ?』
「俺は知ってるが…他には言ってねぇな。」
『そうだっけ?そ、今探してるの。』
「2番隊エースが、お前の兄貴?」
『うん、そう…双子だから』

またもや、ぽかんとした顔をする。

『で、質問には答えた。エースどこにいたの?』
「ティーチについて聞いていた。何があった」

シャンクスは急に真剣に話をしてきた。

『…言えない、でも私はエースを連れ戻さないといけない。時間が限られてるの』
「俺たちがあったのはグランドラインの冬島だ。だが、俺たちが出るのと同時に違う島へ行っていた。」
『…そう。』
「訳は気かねぇ…俺も白ひげに言いたいことがあるから今から新世界に戻るところだ。アン、お前もこい。」
『親父様は、今は新世界にいない。こっちの海に来ているよ』
「…そりゃ都合がいい。ティーチを追うのはやめろ、エースは俺が連れてきてやる」
『そんな、出来もしないことを言わないで。』
「アン…何か嫌な予感がするんだ、頼む」
『…エースは必ず連れ戻す。私はいかないと、時間がないから』

船の塀に足をかける、荷物を持ち歩いていたのでそのまま海へ飛び込んだ。

「まて、アンッ!!!」

聞こえる声に振り返りもせずに海へ沈んだ。










海王類に問いかけた。
火を扱う男を見なかったか。黒い影の多い男を見なかったか。

[女神…見たよ。火の男…あっちのほうに行ったよ]

見上げたという情報を辿り、島々を回った。

ーこんな男は知らないな。
ーあぁ、こないだ来てたよ、エターナルポースを探してたな。
ーこのこも誰かを探してたな。

だんだんと情報も増えてきた。

『エース…どこにいるの』
「このこなら…アラバスタのエターナルポースを買っていったよ。」
『ほんとにッ?!』
「あぁ…。」
『ありがとう!!』

ようやく見つけた冬島での手がかり。こんなところまで戻ってるなんて!

「あー、ねぇちゃん! アラバスタ行くのか?」
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