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【ONE PIECE】サキエルがほほ笑むのは...

第35章 漏れた情報


「グララララッ!!ほんとにおめェら双子は問題児だァ!」
「それは俺も言ったよい」
『うっ…』
「違いねぇッ!!」
「って笑ってる場合じゃないよ!親父!!」
「そうだなァ…あのピンク…呼び出すかァ?」
「「いやいやいや、それは流石に!」」

親父様は冗談も言うのか。とこのとき思った。

『親父様ッ!私はドレスローザに行く!!』
「ほォ?」
『ドレスローザに行って、ドフラミンゴに直接文句言う!』
「え、文句言うために行くの?」
『そう!! 電話番号は変えればいい!っつか、情報の元は彼女だろうから。それも聞いてくる。』
「そうかァ」
『あと、エースも連れ戻すッ!!あいつまじ許さん!!』
「炎がないのに、後ろに炎が見えるよい」
「俺もだ」
「なにがあったの?」

メラメラともえる怒りにみんなは一歩引いた位置から見ていた。

「いいだろォ、行ってこい…ただし期限は3ヶ月。お前の力をフルで使ってエースが見つからなかったら諦めて戻れ。いいな?」
『うんッ! ありがとう!!』
「えぇ!!また行っちゃうのー?」
『うん、ごめんね、ハルタ』
「それより、2番隊はどうすんだよい!?」
『マルコならなんとかできるよッ! じゃあ、善は急げ!
今日、出るからよろしく!!』

親父様の部屋をバタバタと出て行き、部屋に戻る少量の服とお金、後は少しの食料を詰め込んだ。

『電伝虫の番号先に変えとこ。』

電伝虫の覚えさせているコールを消去し、新しく作り直した。

『よし、これを紙に書いて…』
「ほんとに行くのかよい」
『あ、マルコ!! これ、新しいナンバー…渡しとくね!』
「よい。って違う!! 本当に行くのかよい」
『あぁ…大丈夫だよ、ティーチには気をつける。ドフラミンゴの誘いには乗らない。私の居場所はここだから。後エースは首根っこ掴んで帰ってくる』
「お、おぉ…いい心構えだよい。気を付けろよ」
『もう、心配症だなぁ』
「お前だから、心配なんだよい」

マルコはポンと頭に手を置いて、にっこり笑うとそのまま甲板へ歩いて行った。

『…な、なんなの?////』

甲板までの間に色々隊員に言われたが全然耳に入ってこなかった。

「気をつけて!」
「アンちゃん愛してるよ!」
「お前はおかしいぞ」
「なんかあったら連絡しろよい、飛んでいってやる」
「おお、さすが不死鳥」
『うん、行ってくるね!!』
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