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【ONE PIECE】サキエルがほほ笑むのは...

第30章 家族を守るため


春島独特の暖かい空気から一気に暑さを増してきて空気に別の島の海域に入ったことがわかった。

「あっち〜」
「溶ける〜」
『夏島…ですかね。』
「あぁ…そうみたいだなー」

この日、ら甲板掃除を担当していた1、2番隊は暑さにやられているのかいつもより仕事が遅かった。

「おい、しっかりやれよい!」
「「「あーい」」」

やはり返事もいつもの覇気があるものではない。

『みんな、上の服脱げばいいんじゃない?マルコ隊長とかエースみたいに』
「「「おォッ!!!その手が!!!」」」

叫ぶと一気に服が宙に舞う。涼しさを少しでも感じたのか、掃除をテキパキとし始めた。

『じゃ、私も遠慮なく…「「「ちょっと待てェ!!」」」え、なに。』
「お前は脱いだらダメだろ!」
「よい!!」
『え?シャツ一枚くらい…「「「ダメだ!!!」」」そんな…』

みんななぜ私の小さな一言に反応するのか…。

『と言っても、脱ぐけど…ね。親父様!』
「グララララッ!問題ねェ!!」

様子を見に来ていた親父様に許可を取ると、シャツ一枚を脱いだ。もちろん下には水着を着用済みだ。

「グララ…いいマークだなァ…」
『うん、親父様のマークの他に兄弟マーク。2つ目も入れてもらったんだ』

右腹部にある白ひげのジョリーロジャーと鎖骨の下にある【ASL】の文字…少し炎と水を纏っていて書かれていてとてもお気に入りだ。

「グララ…それ以上は傷作るなよォ?」
『うん…この2つで十分!』
「新しいのってなんだよ!!」
「どゆことー?!」
「ちょっ、見せろよい!」
『なに、何なの…エースまで…』

みんなの方を振り返ると青ざめていく人たちが何人か…。

「…よ、よ、よい…」
「…ありえねェ」
「アンちゃんー!あんなにだめって言ったのによー!」
『えぇ…可愛いでしょ?』
「これ、どう言う意味?」
『…大切な人の名前ッ、後は秘密!さ、掃除しよー』

能力を使い、水を集め気持ちのいい霧雨を甲板に降らせた。

「最初っからこうすれば良くないか?」
「たしかに」
「アンの能力ってのは体力使うんだよ」
『これくらいなら問題ないよー』

甲板を磨きにかかると、水を多くつけたおかげかすぐにきれいになった。

『おわりー!!』

甲板はまだ水浸しだが、この天気だから問題ないだろう。またいつものように書類整備が始まった。
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