【ONE PIECE】サキエルがほほ笑むのは...
第23章 配属先
ぐるぐると水の中を回し、洗濯物を洗っていく。
「おォ!!」「これは助かるぜ」
「すげェな。悪魔の実ってやつは!!」
船の上で回る水の玉…他船から見るとすごい光景だが…!
ある程度回すとエースに声をかけた。了解と一言聞こえたら、また水玉に向かって洗剤を入れた。泡立っていき、そのまま洗濯物を洗った。そして、泡立った水をどうしようかと思い、エースに目を向けると海の方に指を向けられて、そして洗濯物を取り出した後思いっきり水の玉を海に投げた。
「火拳ーーーーッ!!!!」
エースの腕から火柱が出て、水玉と当たって蒸発して行った。
「「「「おぉッ!!!!」」」」
『さ、もう一回すすがないと…』
同じくまた水の玉を作り、洗濯物を入れて全力で回した。水の竜巻を作った。洗濯物が洗えたと判断した私は先ほどと同じく水の玉は海へ…エースに頼みさらに蒸発をさせると言うコンビネーションだった。
「さすが双子だな。」
「あと4時間はかかると思ってたぜ。」
「さすがだなッ!!」
「よ、双子の兄妹は繋がってるねェ!!」
「当たり前だッ!!」
『ちょっ!エースッ!!…もう』
2人で肩を組んで笑っているとみんなが笑顔になった。その光景を微笑ましく、4人の男たちが見ていた。
「いいねぇ、微笑ましい。そしてあのアンちゃんの笑顔ッ!
本当にいいッ!!」
「うわッ、きも」
「そうさね…」
「ありえねェよい。」
「なんでそんなに冷たいのッ!!!」
「うるせェよい。じゃ、俺は戻るよい」
「なんだかんだ言って…末っ子たちが心配なのね。おにーちゃん。」
サッチが茶化すように声をかけると、海に飛んでいく影が一つ。
「ほんっと学習しないよね〜」
「そうさね。」
エースはニコニコしながら、洗濯物を干していた。こんな光景はなかなか見れないだろう。
「ゼハハハハッ…おめェらか新しい末っ子どもは。」
黒い髪の大きな男…だれ??
「お、ティーチじゃねェか。今戻ったのか?」
「ゼハハハハ。そうだ…親父に報告してたんだ。」
「そうか…お疲れ」
聞くと、彼はマーシャル・D・ティーチと言うようだ。2番隊の1番の古株のようでサッチとかとほぼほぼ同時期に入っているようだと教えてくれた。
『はじめまして…アンです。』
「お嬢ちゃんが大海の天使か…ゼハハハ」
目線が気持ち悪かった。