【ONE PIECE】サキエルがほほ笑むのは...
第23章 配属先
Side.Marco
「それぞれ経過見て、動きがあれば教えてくれ。じゃ、次の話するよい。ポートガス兄妹についてだ。」
「待ってました!」
「その話しにきたんだよね〜」
野郎供は目をぎらつかせて、話に前のめりになった。
「で、まずはエースの方からだよい。あいつは今の空席…2番隊の隊長にしようと思ってるよい。」
「ほォ、それはまた何故?」
「これ以上、2番隊を放っておくわけにはいかねェよい。俺がみるにも限界があるしよい。」
「まだ早いんじゃねェのか?」
「それも一理ある。速すぎるとわたしも思うが…」
「いや、もともと船長をしてたくらいだから素質はあるはずだよい。ただちょっと…いやかなりバカだが」
「確かにすっげェバカだもんな。」
「でも、守るところは人一倍強いよね。」
「そうさね…反対はしないが…どうだ?なにかで試して見ると言うのは。」
「いいね〜、そういえば最近海賊ドーマってのが、近くにいるらしいじゃん?退治してもらえばどう?」
「1人でいかすのか?」
「ドーマは親父を狙っていると聞いている。そのうち嫌でも当たってくるだろう。その時まで待つのはどうだ?」
ビスタの意見に皆が賛成し、エースに対しては試練を与え見極めると言うことで話が終わった。
「じゃ、次はアンの方だよい。海軍中将をしていたこともあり、事務仕事も掃除、洗濯、料理はもちろん。戦闘の方も能力者だからよい…申し分ない。それに頭がいい。」
「大事だよね〜、兄妹なのになんでこんなにも違うかな?」
「グララ…違って生きるのが人間だ。ハルタ」
「だから、飽きないよねー親父!」
「配属の隊だが…本人の希望は1番隊、16番隊になってるよい」
「えぇ〜、俺もアンちゃん欲しいんだけど。」
「僕も〜」
「…それこそ、2番隊の補佐に入れるのはどうだ?後々エースが上になるなら面倒が見れるものがいた方がいいと思うが。」
「それもそうだねい…。」
「では、1番隊の副官についてもらい、そこで仕事を教えて、そしてエースが隊長になる時に一緒にと言うのはどうだ?」
「それがいい。」
「俺は会えればどこでもいいさね。」
「では、今ジョズが提案したもので進むことにするよい。」
親父は確認することもなく、こちらを見てうなずいていた。
「じゃ、最後だが…」
「まだあるのか!!?」
「この間、ハルタから聞いたことだ。」