【ONE PIECE】サキエルがほほ笑むのは...
第22章 仲直り
「「いや、絶対アンのが上だろう?」」
『だよね〜、私もそう思ってる!!』
「何ー?!?失礼な奴らめ!!」
エースはカリカリと怒っていた。
「にしてもすごいよね〜、偶然にも離れてた兄妹がおんなじ船になるなんて…普通じゃありえない。」
「俺たちは双子だから。縁が繋いでんだろ?」
『うわッ、エースが気持ち悪いこと言ってる…』
「同感だねい。なんか悪いものでも食ったかい?」
「うるせェ!!!」
「グララララッ、お前らしっかり妹を守れよォ!」
『ポートガス・D・アンです。改めてよろしくお願いします〜!!』
口々上がる歓迎の声はあの時と何にも変わらないでいた。
「で、問題はここからだよい。」
隊長たちはものすごく真剣な顔をした。
『え、何…何が始まるんですか?!』
「アン…得意なことはあるかい?計算とか…家事とか。」
『…え? 1人で生活してたので一通りは出来ます。計算も海軍で大将つきしてたので出来なくはないですね。』
「そうか…こりゃオールマイティの1番隊だねい」
「いや、料理ができるなら4番隊だ」
「剣を使えるなら我が3番隊に!」
「銃撃戦なら16番隊さね。」
どうやら、配属の隊を決める相談のようだ。
『エースはどこにいるの?』
「今は1番隊で面倒みてるよい。」
『そっか…じゃあ、1番隊で…』
「なんでッ!!僕の隊じゃダメなの!?」
『だって…エースの面倒みないと…』
「……助かるよい」
「おいおい、パイナップルッ、顔がにやけてんぞ!!」
「そうだ、お前が目的じゃねェぞ!!」
「今なら、俺の隊にまだ変えれるぞ!!」
『あ、サッチさんのところは論外です。』
「なら、俺のところ来な。」
『イゾウさん…かぁ…いいかもしれませんね。それも。』
「どう言うことッ!!!」
サッチさんは4番隊メンバーに慰められながら小さくなってた。
「グララララッ…アンッ。ナースって手もあるぞ?」
「「「アンのナースッ…」」」
「…おい!! 変な妄想すんなよッ!!」
「ミニスカってのもいいねい」
「ショーパンも可愛いけどね。」
『ないない…ナースはしませんよ?』
「あら、寂しいこと言ってくれるわね。可愛がってあげるのに。」
『…お姉様方…結構です。』
「ってか、お前もっと服着ろよ!!」
『着てるけど??』
「いや、どこがだよ!!」