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【ONE PIECE】サキエルがほほ笑むのは...

第20章 再開…しかしそれは


「参謀総長から、連絡がッ!無事に終わったとのことです!!!」
「そうか…」
「しかし、偶然にも雨が降ってよかったですねッ!」
「いや…これは…」

屋根の上から眺めていただけだが、どうやら革命軍の方も勝利で終わったようだ。ということは時期に海軍が来るだろう。

『私もさっさと退散しないと…』
「待てよ…」

またかと思った。一体何度会えば気が済むのだろうか。

『どうしてここに?』
「街の火を…消してくれたんだろ?ありがとうな」
『たまたま雨が降ったんでしょう?』
「いや、あれはお前の能力だ…そうだろ?大海の天使さんよ」
『…見て見ぬ振りが出来なかったの…ただそれだけなのよ?参謀総長さん。』
「知ってたのか…」
『まぁ…革命軍のNo. 1とNo.2ぐらいは知っておかないと…ね。』
「そうか…じゃ、改めて礼を言うよ。俺はサボ!よろしくな!」
『よろしくするつもりはないけど…アンよ』
「お前、うちに来ないか!?」
『革命軍に?』
「あぁ…お前いいやつだし!俺、好きだし!所属してるところないんだったら!」

サボはすごく嬉しそうに話していた。

『…お誘いは嬉しいけど…残念。もう入ってるの。』

右腹部に掘られた刺青を指差して、自身の居場所を伝えた。

「…ジョリーロジャー…白ひげか…」
『えぇ…』
「お前…海賊だったんだな。」
『最近入ったばっかりなの、よろしくね。』
「そうか…流石に白ひげのところじゃ手が出せねェな。とりあえず諦める。だが、また会ってくれるよな?!」

犬のような顔でこちらを見つめる彼は子供の頃から変わってないように思えてしまった。

『また、会えたら…ね。私のお兄さんたちが許さないかもしれないし。』
「そっか…あ、あのビブルカードちょっと貸してくれ!」

もらったビブルカードを渡すとサラサラとペンを走らせた。そこには名前と電伝虫のコール番号がかかれていた。

「いつでも連絡してくれ…アン」
『…まぁ、気が乗れば。』
「それでいい! じゃ、またな!」

サボは屋根から飛び降りて、革命軍の中に戻っていった。
私もこの街にいるのはまずいので、足早に小舟へ戻り次の島へ繰り出していった。

プルプルプル[はーい、こちらサッチ…]
『どうして…いつもサッチさんが出るんですか?』
[え、あ!? アンちゃんッ!?]
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