第2章 感謝の気持ち。*
「んん…」
「なぁ、*ベッドいこ?」
「え、、、」
「覚悟してこいって行っただろ?」
「あ、、、うん…」
たつくんのこの目は本気だ。私なりに覚悟してきた、つもり。
「よし、ちゃんと捕まってろよ」
「わっ!」
私を軽々と持ち上げて寝室に運んでくれた。ベッドに降ろされると、そのままは私の上に覆いかぶさるように跨って私を見つめてくる。なんだかたつくんがいつもと違って見えて、少し不安になった。
「*は何も考えんくていいよ。全部俺に委ねてて?」
「うん……んぁ……やぁ…」
そう言って、キスをしながら私の服をゆっくりと脱がせていく。さすが慣れてる…とか言う気持ちは抑えつつ、たつくんを見ようと目を開けると、ふと明るいことが気になった。
「ん…ふぁ、、たつ、くん」
「ん?」
「電気…消して?」
「えー…」
「お願い。」
明るいままでするつもりだったらしい。不満そうな顔をされたけど、私だって明るいままなんて恥ずかしすぎる。そこは引き下がれない。
「わぁったよ…今日は消してやる。」
「うん、ありがとう。」
私に見せつけるように、枕元にあったリモコンで電気を消す。
「これでいーよな?つーことで、もー集中してや?」
「…あ、まっ、て…ぁっ!」
「待てねぇ…だって俺充分待ったし。」
暗いのに目が慣れないから、たつくんがどんな動きをしてくるのか微妙にわからない。
「だって、じゃ…あっ、、ない…っ!、、」
「…だめ、、?」
「う…ずるい…」
「ずるくねぇもん、むしろお前のがずるい」
いや、間違いなく暗くても見える至近距離で、上目遣いで話してくるたつくんがずるい。
「こんな甘い顔してさぁ?ここも、ほーら、、、」
「んぁ!!…やぁ…」
「こんな尖らせちゃって、さ?」
「んん!…ぁ…」
首からするっと降りてきた手は私の胸の上で止まって、いつの間にか主張を始めていた突起を弾いた。
「こっちは期待してるみたいだな?」
「うう…」
「だーかーらー、もう反抗するのやめな?」
「んぅ…んぁ…ぁっ、、」
たつくんの指が胸の突起をくるくるとなぞって、時に引っ掻いて、弾いて、いろいろな刺激を与えてくる。
口に手を当てていると、手をどかされてキスをされた。
キスされてても合間から声が漏れちゃう…。恥ずかしくて死にそう…。