第6章 ざわつく気持ち*R15
高熱のせいで火照っている身体
浅く荒い口呼吸
力無い虚ろな瞳
病人と分かっているのに相手が銀時と言うだけで、なんだか落ち着かない
「汗拭いてくね。ちょっと冷たいよ」
朦朧とする中、手から腕にかけひんやりとする
肩、首周り、背中、胸、お腹と手際よく優しく拭かれていく
さっぱりする銀時は声を漏らす
「はァ、気持ちィ…」
「良かった。じゃあ新しいパジャマ着てね」
「ざまァねェな…」
「ふふ、外で寝ちゃったらね」
いたずらっぽく笑う未来
寝巻きに腕を通させて、前の紐を結ぼうとした時、銀時の身体がよろけ未来が抱きとめる