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眠りの中へ

第2章 未来


私は未来と言うものに期待とか、ポジティブな感情はではなくネガティブな感情しかない。

私が親の満足するレールを歩くことは生まれる前から決まっていたことで、なりたいものはなりたいものでも親が満足するもののなかからでしかなれない。

だからこれからも私は必然的に親の機嫌を取れる人生を送るのだ。

親が死んでから好きに生きようとも、きっと今の日本は医療技術が高いため長生きするだろう。

そうなったら手遅れだ。

死んだときはもう、私は好きな職業につくには高齢すぎるだろう。

もしかしたら親の満足いく収入の仕事について、生きていくことに困らずにいられることを親に感謝ているかもしれない、夢を奪った親にだ。

もしかしたらずっと同じ職業についていて、安定した生活のなかで「もうこのままでいい」なんてことを思っているかもしれない。

そんなの本当に嫌だ

私は、なんで生きているんだ?親の満足いくようになって安定した生活をしたいからか?

お金を稼ぎ生きるためにお金を使い、また稼ぎ、生きるために使い、を繰り返すためか?

大人たちはよくその間にあるイベントを楽しむが、それは現状から目を背けているだけなんじゃないか?

自分の夢に向かって勉強する子供よりも、多くの子供たちはそんな不毛な生活を送るためにあんなに必死に勉強するんだ。

睡眠時間を削り、好きなことを息抜きと言い、勉強のつまみのようにしかせず、友達と過ごす時間も一緒に勉強している時間が多かったりして「友達選びは気が合うより一緒に勉強しやすいで選んだ方が良かったんじゃないか?」と言いたくなる、

こんなもののどこがいいんだ。
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