【BASARA】幸村落ち。元遊女ヒロイン【内容激しめR18】
第5章 言合い
「ごめんなさい、幸村様。私はやはり、性奴隷なのです」
「牡丹…殿…お、お待ち…下され…某は…俺は…っ!」
「もう一度言います。これは罰なのだと」
牡丹は幸村の言葉を遮るように口付けると、まるで操られた骸のように呟いた。
「私はご主人様には逆らえないのです。それが…」
――私が築きあげてきた人生の全てだから…。
「牡丹…花の王よ…さぁ、戻りなさい。私の手の中へ…」
「はい、私のご主人様…」
――これはあの人の元を…天海様の元を勝手に離れた、私自身への罰なのだから。
「申し訳ございません…天海様」
牡丹が一言呟いたのを機に、幸村は快感の奥底に意識の混濁を覚えていた。