第3章 ブルームーン 【伊達政宗】 《R18》
「ちょっ…政宗!?」
「掴まってろ」
あたふたと慌てるも、身体のバランスを崩さないように彼の背中に腕を回す。
ゆっくりと温泉の端へ移動すると、平らな岩場のところに座らされた。
すると……
「ひゃ…っ」
私の胸の頂に、熱い舌が這う。
「どれだけ俺を挑発してるのか、お前は分かってない」
固くなったその頂を、遊ぶように舐め回す舌先。
そうしている間に、蕩けている女陰から蜜を掬ってもう片方の胸の頂に塗りつけるように指で弄られて。
「…ん…ぁ、んん…っ」
「ほら、その顔。堪んねぇ」
刺激に耐えきれず声が漏れ出す。
そんな私の顔を窺いながら、なおも舌と指で攻め立ててきて……
「それから、こうしてる時の顔も…」
続けざまにそう言うと胸から手を離し、己の反り立つ滾りを握ると私の一番敏感なところに宛てがった。
少しずつ沈めていくと、蜜でしとどに濡れそぼった其処はいとも容易く受け入れていく。
「あ…、」
途中でつかえる事なく、なめらかに侵入してきたそれはついに全てを蜜壷に埋めた。
政宗は小さく一息つくと私の脚を左右に大きく開き、腰を動かし始める───
「ぁ…んっ、あっ…あ…っ」
挿入ったばかりのそれは具合を確かめるように、ゆるやかに中を行き来する。
潤ってる其処は突かれるたびに厭らしい音を立てて喜んでいて、私もまた、与えられる刺激に呼応するかの如くあられもない嬌声をあげていた。
「もっと俺を感じろ、茅乃」
「あんっ…!あっ、……あぁん…っ!」
やがて律動は力強く、激しくなっていき、快楽の果てへと導かれていく────