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欲望のままに

第2章 本能


息をするのもやっとの激しいキスの中、蘭丸はさらに激しさを増す。

頭の後ろを手で押さえながらも、もう片手がするりと上着の下に忍び込んできて、下着の上から胸を触ってくる。


「!!蘭丸.......!ねぇ.......ちょっとまっ.......」


懸命に体を押し返すもすぐに引き寄せられて、また唇を塞がれる。


「.......っく、っぅん.............っ。.......ぁっ。」


いつの間にか下着もはだけて、蘭丸の手の感触が直接胸に触れる。


「.............っ。はぁ.......。わりぃ.......。全然止まらねぇ.......やめてやれねぇ。」


上着をまくり挙げられ、蘭丸の顔が胸に沈む。


「───っ!やぁっ」


片方の胸を強めに揉まれたり、乳首を摘まれたり、片方は蘭丸の口の中で容赦なく愛撫される。


「───っく.......らん.......んん、!!」


ぴちゃぴちゃと胸への愛撫の激しさが音で私をさらに攻め立てる。


どーして、急にこんな風にやり始めたのだろうと、恥ずかしさの中ふと思い、蘭丸の方に目をやると、蘭丸は私にたくさん愛撫しながらも、ずっと私に視線を向けたままだ。

「────っ。」

私の反応を全て見ている。


恥ずかしさで、目を背けると蘭丸の手が素早く私の顎を掴む。


「こら。俺から目をそらすんじゃねぇ。」

言いながら、ゆっくり舌を出し、ゆっくりゆっくり乳首の近くで舌が止まる。

恥ずかしさで耐えられなくなり、蘭丸の顔を手で押そうとするとそれよりも早く蘭丸は再び激しく胸への愛撫を始め出す。


「─っ。んんっ.......ら、らんま.......るっ。」


快感で、頭がフワフワしてぼーっとしそうになっていると、容赦なく蘭丸の手が下へと、肌の上を滑らせながらじわりじわりと降りていく。


「!!.......っまって!」


静止するよりも早く蘭丸の手は既にうち太ももを優しく撫でながら、焦らすようにしてあそこの周りを円を書くように撫でて、慌てるこちらの心を弄ぶ。


「.......なんだ?触って欲しいのか?」


荒い息を吐きながらも意地悪な顔をして、全ての愛撫を止める。
こんな意地悪で激しく求めてくる蘭丸は初めてだ。
ただただ蘭丸が向けてくる視線が熱くて戸惑う....。






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