第2章 止まらない2人の熱
「ちょ・・・っと。選ぶってな・・・に?」
途切れ途切れになりながらも必死に目の前の嶺二になげかける。
「そのままの意味だよ・・・。僕かランラン・・・、どっちが好きなのかなって。」
そういうなりジリジリと顔が近付いてくる。
またキスされると思い顔を横に背けると流れるようにそのまま後ろの蘭丸の方に顔を向けさせられて強引にキスされる。
「ーーっんむ」
乱暴だーー。でも、優しいキス。
何度も角度を変えて、口の中に熱が籠るほど舌が徐々に激しく絡まり出す。
「ーーーっん。・・・はぁっ」
蘭丸の目がどんどん細く妖しく光る。
息が苦しい、胸が苦しい、頭がボーッとする。
「ねぇ、いつも君はこんなにエッチな格好して寝てるの?それとも僕達が来たの知ってわざとこんなの着てるの?」
今度は嶺二に背中を撫でられる。
「ーッ!違う、別に普通・・・!!!」
あっという間に嶺二の手が服の中に入って胸をまさぐる。
「やぁ・・・ッ嶺二・・・アッ」
蘭丸のキスから逃れたと思ったら今度は嶺二だ。
過剰に反応してしまう。慌てたせいでブラジャーを付けてないことに気付いて恥ずかしくて涙が出そうになる。
後ろから蘭丸に・・・目の前には舌なめずりする嶺二に、身体中愛撫されていく。
「可愛い声・・・もっと僕に聞かせて?胸気持ちいいの?」
ちゅっちゅっといやらしい音を立てながら嶺二が胸を愛撫する。
「アッ・・・ンン!れ、嶺二ィ・・・アァ!!」
抑えてても声が出てしまう。
「ちゃんとコッチも集中しろよ?ほら、いやらしい・・・めちゃくちゃ濡れてるじゃねーか。」
蘭丸の綺麗な指先がパンツの上からゆっくりなぞられる。パンツの上からでも濡れてるのがわかる・・・恥ずかしいくらいに。
こんな訳の分からない状況で私は大層感じてしまっている・・・
けどもっとして欲しいと、身体が勝手に求めて反応してしまう。
今度は蘭丸の指がダイレクトに下をまさぐり始めた。
「っイヤ!ら、蘭丸・・・お願い、や、やめて・・・」
消えそうな声で懇願するも蘭丸が私の肩に顎を置いてククッと笑う。
「嘘つけ、お前すっげぇー濡れてるぞ?」
そんなの分かってる。蘭丸は意地悪だ。
「ーーーくっ。」
もうどうしたらいいのか分からない、2人も止まる気配が無い。