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【ヒロアカ】華恋【轟焦凍】

第2章 夏恋[R18]



ショートの身体に唇を寄せながら
徐々に降っていくのと共に
私の意識も
甘い誘惑に堕ちていった。

元より酔いの回った頭では
思考回路に正常なものなんて一つもないのだけど。

辿り着いた先にあるものを求めて
ベルトへと手を掛けて外せば
次はズボンのチャックを。

その様子を色違いの瞳に見られているというだけで
何故か身体が火照っていく気がした。

相変わらず頭を撫で続ける手は
とても心地良くて
どちらが主導権を握っているのかわからなくなる。

ズボンの上からでもわかるほど
主張していたソレは
下着の中でとても窮屈そうにしていて
少しの緊張を覚えながら露わにすると


「…嘘でしょ」


私の知る限りではあるけれど


「…こんなおっきいの見たことない」
「何言ってんだ?」


本人は自覚なしか。
少し物怖じしてしまう反面
下腹部はソレを求めて疼きを増している。

そっと手で触れると
ショートの身体が少し跳ねた気がした。
その反応が可愛くて
もっと見てみたいと思っている自分がいる。


「あんまり上手じゃないと思うけど…」


こういう経験は実はなかった。
求められても嫌で断っていたから。

それなのに、この時は自ら進んでソレに唇を寄せた。
上と同じように最初は触れるだけ。

だんだんと舌を這わせていけば
ショートは時折ビクッと跳ねて
その反応が嬉しくて

最後に私は先端を控え目に咥え込んだ。


「っ…!」


とても小さかったけれど
確かに声が漏れたのを耳が捉えた。

可能な限りソレを深くまで。
しかし根元まで到達する前に
口の中はソレで一杯になっていた。

これ以上は無理だと思って
少し唾液を絡ませてから上下に動きだすと
頭上から吐息の漏れる声が上がり始めている。


「っは…何だ、これ…ッ」


もしかしてこうされるのは初めてなんだろうか。
私が初めて。
そう思うと何だか嬉しくて
もっと気持ち良くなってほしいと夢中になっていた。


「ダメだ…っ出る」


どれ程そうしていたのかわからないけれど
そう言葉をかけられた直後に
口の中に何かが流れ込んできて。
それはショートの…


「んっ…」


初対面で、
しかも出逢ってまだ1時間足らずな相手なのに。

私はそんな彼の欲望を自身の身体の中へと
喉を鳴らしていた。


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