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【ヒロアカ】華恋【轟焦凍】

第2章 夏恋[R18]




何度もイかされていた身体は
すぐに奥をヒクつかせて
上り詰めるまでそう時間はかからなかった。


「ぁっ、ゃっ…ィ…く…んっ」
「っんな…締める、な」


それでも動きが緩むことはなくて
寧ろ一際激しさを増して

それが再び絶頂感を招くから
自分の意志ではどうにもならない。

きゅうきゅうと締まるナカは
焦凍のソレを離すまいとしてるみたいで
もすぐ終わるこの時を
予期しているみたいだった。


「っあ…ん、ャ…あっ、ァ…」
「はぁっ…はっ…」


互いに漏らす音が鼓膜を揺らして
互いの熱を触れ合う肌が伝えて

とうの昔に彼氏のことなんか忘れて
胸の苦しさは高鳴りに変わって

頭の中も身体の中も
焦凍で埋め尽くされていた。


「ゃ、ぁ…しょ、ぅと…しょぅ、と…っ」
「っはぁ…何だ…?」
「もっと…焦凍…っ」
「ああ…俺で、満たしてやるよ…」


熱に浮かされたみたいに
名前を呼び続けてた気がする。

この時のことを
実はあまり覚えていなくて
ただひたすらその優しさと快楽に溺れていた。









次の日、目が覚めると
私は一人だった。
ベッド横の机の上にメモを見つけて
手に取って見ると綺麗な文字で

「仕事があるから先に出る。連絡してくれ。
×××-××××-××××

焦凍」

そう書かれていて
一緒に少し多めのお金も置いてあった。

これをどう受け止めていいのかわからない。
私はただ彼氏を忘れたくて
一夜の過ちを犯しただけなのに。
それ以上でもそれ以下でもないのに。
こんなにも胸がざわつくのは何故。

自分でも訳がわからなくて
そのメモとお金を財布に閉まって
連絡はしなかった。



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