第2章 開かれない心
葵ちゃんは忍なので昼間は女中の姿をしている
でも、姿だけじゃなく料理の手際もよくそして、
美味しかった。
優美:「葵ちゃん、凄いね!!とっても美味しい」
葵:「ありがとうございます」
葵ちゃんはずっと冷たい瞳をしている
たまにクスッと笑う時もあるけど大抵は冷たい顔だ
幸村様とか他の女中の方には少しだけ微笑んでいる時
もある。なんでそんなに笑わないのかな...
何日かかけて心を開いて貰おうとしたけど
全く心を開いてくれなかった
はぁ....どうすればいいんだろう
幸村:「なにか悩み事か?」
優美:「幸村様!」
幸村:「才蔵の事で悩んでいるのか?」
優美:「いえ、葵ちゃんの事で..」
幸村:「葵のこと?」
優美:「はい、なかなか心を開いてくれなくって」
幸村:「そうか。それでは才蔵に聞いてみるのはどうだ?
明日帰ってくるだろう」
優美:「そうですね、そうします」
幸村:「あぁ」
優美:「幸村様、ありがとうございました」